
組子とは障子や襖などの建具を構成する細かい部材のことで、組子細工とはそれらの細かい部材を釘や接着剤を一切使わず、手作業で組み上げていく技法です。三ツ組手の地組(みつくでのじぐみ)
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下図のような三つの組子が合わさって正三角形が出来上がる組手。組子細工の基本形といえる。 三ツ組手を使った組子細工は、正三角形の中に複雑な組子を入れることで精緻な表現を行っている。正三角形の中のデザインは「葉」と呼ばれている。 ![]() |
麻之葉(あさのは)
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三ツ組手の「葉」の1つ。麻の葉のようにまっすぐ伸びるということで喜ばれてきた伝統的なデザインである。 麻之葉の応用として、つの麻之葉や八重麻之葉、変わり麻之葉、桔梗麻之葉などがある。 ![]() 木材の色の違いを利用した桔梗麻之葉 |
亀甲(きっこう)
![]() 胡麻殻亀甲 |
三ツ組手の「葉」の1つ。6つの正三角形の中に、正六角形(左写真のグレーの部分)の亀甲が浮かび上がって縁起がいい。つの亀甲、櫻亀甲、小町亀甲、弁天亀甲など、非常に応用範囲の広い文様である。![]() 精緻に組み上げられた、胡麻殻亀甲 ![]() 三つ組手の中心部分がない、つの亀甲 |
毘沙門剣継ぎ(びしゃもんけんつぎ)
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三ツ組手の「葉」の1つ。簡単そうに見えるが、三ツ組手の「葉」の中では一番難しい組子で相当な熟練を要する組子である。![]() 精緻な毘沙門剣継ぎ |
籠目(かごめ)
![]() 蛇籠 |
籠目の組子は三ツ組手ではなく、三本の組子を籠の目のように組むものである。一番大切なのは、組子が真っ直ぐに通るように組み上げることであり、そのためには作図の正確さ、切り出しの緻密さが欠かせない。 二重籠目、八重籠目、目潰し籠目などがある。 ![]() 色の違う組子を利用した、美しい籠目 |
見付違い面取干網(みつけちがいめんとりほしあみ)
![]() 面取干網の原図 |
干網や投網といったデザインは、金運や幸福を「すくい取る」という縁起から料亭などで多様されてきた障子用の組子細工である。 曲線が素晴らしい美術工芸品であるが、特に見付違い面取干網という組子細工は、組子1つ1つがすべて異なるサイズで構成され、綿密に作図して正確に切り出して仕上げることは建具業者として最高の技術とされている。それゆえ、作り方は秘法として公開されることはなかった。現在でも経験者は数名という。 精密な作図能力と組み上げ技術を持つ一流職人が、手間をふんだんにかけた、一流の工芸品である。 |
![]() 組子の最高技術である、見付違い面取干網の障子 ![]() 見付違い面取干網に青海波をあしらった襖 ![]() 見付違い面取引網に青海波をあしらった襖 | |
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